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タイトル 〜登録免許税について〜(1)



 不動産の登記をするときの税金に登録免許税があります。

 登録免許税とは、土地や住宅を取得すると、自分の権利を確保するために所有権の保存登記や移転登記をすることになります。
 登記は、司法書士に依頼するというのが一般的なので、税金を納めているという感覚はあまりないかもしれません。しかし、登記のときには必ず税金を納めなければなりません。これが、登録免許税といわれるものです。

 今週から、覆面司法書士に連載をして頂きますので、お楽しみに・・・・♪

登録免許税について(1)(納付義務)
 
 不動産の所有権移転や、担保設定をする際、当事者以外の第三者に対抗するためには登記をする必要があります。
 登記をする際には、法律で定められた登録免許税を納めなければなりません。

 法律上、登録免許税は当事者が連帯して支払う(例えば、売買の場合には売主と買主の双方)ことになっています。
ただし、この規定は必ず守らないといけない、というものではありません。他県では、売主がその全額を負担するところもあるようですので、各地域の慣習によりますし、また、契約の内容は自由ですので、一概にどちらが登録免許税を負担すべき、ということは言えません。

 愛媛県は慣習で、所有権移転登記や担保設定登記にかかる登録免許税は、買主の負担となっているようです。登記をすることにより、買主が利益を受けるのですから、これらの登録免許税を買主の負担するのは当然の帰結かもしれません。